長周期地震動

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長周期地震動とは

周期5秒以上の地震動で1970年代より観測されていたが、1985年のメキシコ地震では震源から離れた場所で低層建築物の被害は目立たなかったが高層建築物の倒壊や損壊(パンケーキクラッシュ:中高層の潰れたような崩壊)が見られた。

また1964年の新潟地震ではスロッシングによる石油タンクの火災が発生したが、いずれも当時は他の原因によるものと考えられていた。

特徴

長い周期により高層建築物だけでなく橋梁やタンクなどにも壊滅的な影響を及ぼす可能性があり、その対策は非常に重要になっており以下のような特徴がある。

  1. 震源が浅く、M7以上の巨大地震の場合に大きくなりやすい。
  2. 周期の短い地震動より減衰しにくく遠方まで伝わる。 
  3. 大規模な平野などの柔らかな地盤が厚く分布する場所で揺れが増幅され、長時間にわたって揺れが続く。   

長周期地震動階級

長周期地震動階級とは従来の震度階級では被害程度が分かりにくいため、2019年より提供が開始された指標で、固有周期が 1 ~ 2 秒から 7 ~ 8 秒程度の揺れが生じる高層ビル内における、地震時の人の行動の困難さの程度や、家具や什器の移動・転倒などの被害の程度から 4 つの段階に区分した揺れの大きさを表している。

長周期地震動の4つの階級別を人の体感・行動や室内の状況で例示した一覧表
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