被災建築物応急危険度判定とは、地震で被害を受けた建築物において余震等による二次災害を防止することを目的とし、地震発生後に被災市町村が事前に都道府県に登録された応急危険度士に判定を要請し、応急危険度判定士が被災建築物の調査を行い倒壊や落下・転倒危険物等の危険度を判定して結果を表示する。
判定結果
判定結果として、赤(危険)・黄(要注意)・緑(調査済)のいずれかの判定ステッカーが被災建築物の見やすい場所に表示され、住民や歩行者等に危険情報を提供する。



応急危険度判定士
- 応急危険度判定士は、所定の講習を受け各都道府県で登録された建築士などの専門家
- 被災市町村からの要請に基づきボランティアで判定を実施する
- 令和3年3月末時点で登録されている応急危険度判定士は全国に約11万人
参考
- 判定結果には法的拘束力はない
- この判定は、被災者が公的支援を受けるために必要な「罹災証明」のための「住家被害認定調査」とは異なる